澄みきった冬の夜空、キラキラと輝く星達、ロイヤルブルーさんは窓から夜空を眺めながら小さなため息をつきました。
ここは全寮制の女学校、あなたの為だからと入学したものの校則でがんじがらめ、細かい事でも注意されるし、就寝時間が早くて孤独な夜を過ごさなければならない。「早く帰りたいなあ・・」
今日はめずらしく朝早く目が覚めてしまい、ふと窓の外に目をやると山の頂上に太陽が差しかかり、黄金色に輝く王冠の様にも見え、あんなに不安な気持ちが、安らぎへと変わるのを感じています。
「どんな夜でも明けない夜は無い。必ず夜が明け朝がやってくる。
この窮屈な生活だって、いつか必ず解放されるんだ。」そう悟ったロイヤルブルーでした。