少し時間があるときは、いろんなブログとかSNSをのぞいてみるのですが
最近、ちょっと気になること。
「誰にも言えなくて、ここでぶっちゃけます」
みたいな投稿を見かけることが多くなったこと。
「もう無理」と旦那さんに言われてしまって、離婚へ。
姑と上手く行かなくて、離婚を考える。
結婚された方々には、とっても深刻な悩みだと思います。
これは、友人関係でも、たった一言でぎくしゃくし始めた。というのもあるかと思います。
その投稿の文字からは、どうしたらいいのだろう?って深刻さが伝わるのですが
コメント欄を見ていると、いつのまにか旦那さんが浮気や頑固、そして「離婚」の文字が書かれていて、投稿した「主様」は、すっかり「その気」になってしまっている。
・「もう無理」と旦那さんに言われてしまって、何を言っても無理。
・姑は「何も聞いてくれない」とがっかり。
・急に友達がよそよそしくなった。
SNSで本音をぶっちゃけるってのは、ガス抜きとしてはいいと思います。
やっぱり、どんと本人に面と向かって言う前には、
ちょっとガス抜きしておいたほうがいい時はありますものね。
溜めに貯めた感情は、勢い余って。。。思っても居なかった言葉を言ってしまうこともあるから。。。そこは必要なことです。
あくまでも、少し冷静になるために。
でもね、相手の人も、自分も、それまでに
心の内を少しずつでも話していたのか?
ということは、思い返した方がいいかもしれませんね。
相手の人も、自分自身も、
実は、いい人のそぶりばかりをして、ハートのない会話ばかりしていたのかもしれません。
いい雰囲気な会話であっても、そらぞらしいというか。
目の奥が真剣じゃないというか。
その場限りを「とりつくろい」何事もなかったかのように理解あるふうに終わらせる。
「本当の気持ち」を話せないから、小さなガマンを積み上げて、
とうとう抱えきれないガマンになり、
そうなると、新たなガマンをもう受け入れることが出来なくなって。。。
「無理」となってしまします。
①ガマンを積み上げた結果、もう修復が出来なくなる。
②本当の気持ちを伝えて、ダメになる。
もしも、この二つしか選択肢がなかったなら、
①と②の差は、時間の問題なだけで、どちらも「もうダメ!」「もう無理!」
となるだけです。
そして、お互いに、終わらせたくなるわけですよね。
(早い!早すぎる!と読んでいて思うことが多いのは、私の意見ですが・・・)
本当の気持ちを伝えあっても、どうしても理解し合えないのであれば
きっとお互いに納得がいく終わり方になるでしょう。
同調してくれたり、無責任に煽る(あおる)ような場面で、
自分に取って都合の良い解釈をしてしまっても、
きっと相手の気持ちはわからないまま。。。
コンサルテーションに来られたクライアントさんでも
「相手の方にそう言われたんですね」とお聞きすると
「きっと、そう思っているに違いないんです」と想像の中で苦しんでおられることがあります。
すごく、苦しそうだし、本当だったら気の毒でなりませんが
4本のボトルに現れるのは、そう言うことではない。
コミュニケーションをテーマとされているとか、
自分自身の感情を表現することへのテーマが現れています。
コンサルテーションに来られて、イクイリブリアムボトルの前に立つと
こんなにも、正直に話してくださるのに。。。
ご本人の前になると、言えなくなってしまう。
私も、自分の感情を上手く伝えられなくて苦しんだ時期がありました。
「わかってくれてる」と思っていたのですが、それは伝わっていなかったし
私の気持ちをいくら伝えても、人って、最初に聞いたことが刷り込まれているから
なかなか「そうじゃなくって!わたしは」って話しても、すぐにはわかってもらえなかった。
何度も何度も話して、わかってくれる相手もいれば、
私の今の姿を見てくれない人に、
何度言っても、思い込みを刷り込み直ししようとしてくれない人がいることに、そのときに気がつきました。
刷り込み直しをしてくれない相手は、自分の思ったことを変えようとしない人。
つまり、目の前の相手と、心からの会話をしようとしない人。
それは、「ぬかに釘」でございます。。。
それは相手には「私が変わること」を受け入れたくないことが原因なのでした。
これは、結局不毛なことで、
でも、何度も何度も伝えることが出来た私は、すっきりとしていますし
もう苦しむことはなくなりました。
結果がどのようになるのか?をちょっと考えてみて、
時間の差だけで、同じ結果になるなら
死ぬ思いで、「正直な気持ちを伝えること」をしてみても無駄ではないと思います。
相手に伝えることは、相手を思っているから。
その思いが純粋であれば、あるだけ伝わります。
ま、微妙なのは。。。
自己中心的な考えを押し付ける。
相手のことを思ってではなく、自分を正当化する為に押し付ける。
こう言った場合は・・・間違いなく、何度言ってもウザいとしか思われません。
コミュニケーションのようで、コミュニケーションではないから。
そして、同調してくれる人に話すと、気持ちはいいですけど
決していい結果は生まないです。
「そうよね!そうよね!」って言ってもらうのは気持ちいいけど
その気持ちの裏にある、本当の気持ちは満たされません。
そして、愚痴を発散したあとは、スッキリするけど
翌日には、なんかモヤモヤとしてきます。
一回言って終わる愚痴なら、お酒の席でぱぁ〜っと発散。
その後は、
なるだけ、冷静に、平等に聞いてくれる人に、
ガス抜きをお願いしましょう!
そして、相手あることですから
他人にではなく、本人と話しましょうよ。
何度でも、何度でも、
溜まらないうちに。
カウンセリングや、コンサルテーションというのは、
平等に聞いてくれる時間であり、
自分自身の本音を確かめる時間です。
それも、専門的に勉強した、もしくは、実践している人が行っている時間は
気づきがあります。
コミュニケーションは、心と心を何度も通わせることです。
ぶっちゃけ話は、相手に伝わってませんから〜!
ガマンするより、心を通わせるコミュニケーションをしたいですね。