手を伸ばした先にあるものはなんだろう?
手放した手から消え行くものはなんだろう?
過去であり、未来であり、
そのどれもが人生であり、
出来ないことを求め
出来ることを手放し
本当に残るものはなんなんだろう?
残りの人生を数えてみたら
出来ることへの情熱や
出来ないことへの執着が
この手から、離れて行くのではないだろうか?
なにかという形ではなく
そこにあった“なにか”でいいのじゃないだろうか?
“いま”一生懸命になれることが、ひとつあるとしたら
何を選ぶのだろうか?
握りしめた手のひらを
ふっと、開いてみたら
そこになるがあるのだろうか?
何があって欲しいのだろうか?