オーラソーマのコラムを書き始めて、もう数年経ちます。
最初は、AS I ACT.Japan(アズアイアクトジャパン)というオーラソーマの日本校の代表を務めさせていただいたときに、会員の皆様へ情報を届けるためでした。
確実にメールが届いているのかを確認する目的と、
日本のティーチャーたちをもっと身近に感じて欲しかったから。
“コラムバトン”という名前で、ティーチャー有志の持ち回りでイクイリブリアムボトルについて書いていただいてました。
その後、私が代表を離れてからは
“虹いろバトン”と名前を変えて、プラクティショナー、ティーチャーの有志の方々と一緒に始めました。
メンバーは入れ替わりましたが、現在も“虹いろバトン”は続いています!
それぞれの体験談は、とっても参考になるので過去記事もお時間あるときに読んでみてくださいね。
今回は、「私のティーチャー」というバトンでコラムを書きました。
書ききれない思い出はいっぱいありますが、まとめられることをコラムにしています。
私がオーラソーマに出会ったのは、2000年。
この頃はテレビ番組のスタイリストをしており、待ち時間を潰すために立ち寄った本屋さんで偶然手に取ったオーラソーマの書籍「AURA-SOMA HAND BOOK」でした。
お腹の底から熱くなる感覚があり、「これは!なんなんだろう?知りたい」と言う一心で書籍に書かれているご案内に電話をしました。
ところが何度かけても留守番電話に繋がってしまい、当時すでにインターネットをしていた私はパソコンで検索してやっと情報を手にすることができたのです。
のちに分かったのですが、その本は、イメージメーキングアカデミー(IMA)という会社が発行していて、著者の野田幸子先生にお会いした時にこの件を話すと、「うちは留守電になることはほとんど無いわよ。不思議ね」と仰っていました。
しかし私がたどり着いたのは、ビタミンカラーズと言う東京の会社でした。
これもご縁なのでしょうね。
ビタミンカラーズのサイトを見ると、「福岡で勉強ができる!」ということがわかり早速申し込みました。
当時の私は年間休みもないくらいにとても忙しくて、「まずは事前説明会にご参加ください」という返答にとっても困ってしまいました。
「学びたい!でも休めない。この勉強の日程は何がなんでも休みを作ったとしても、事前説明会なんて時間も無いし、必要ない!」と思ったのですが、どうしても参加しなくてはなりませんでした。
あまり乗り気ではなかった事前説明会の当日、巻き髪の美しい女性が現れました。
しかし、私は目の前に並ぶ色とりどりのボトルに魅了されてしまい、全く説明内容を聞いていなかったのです。「ボトルを触りたいな」という思いに胸を膨らませ会場を後にしました。
レベル1に参加して「はじめて知った」ということばかりで、慌てたものでした。
私はただ、「この色とりどりのボトルが一体何なのか」を知りたかっただけで、資格を取る気も無く
レベル1の学びが進む中で、「え〜!?カウンセリングするの?やりたくな〜い!」という困った生徒だったのです。「説明会で言ってたでしょ!」と同期にツッコミ入れられました(笑)
当時、3ヶ月後に次のレベルの開催に参加するかどうか、仕事を休むかどうかを迷ってましたが、私のアシスタントに「また勉強に行きたいんですよね?私が代わりに仕事頑張りますよ!」という頼もしい言葉に押されて、レベル2に進みました。
そこで出会ったのが、説明会で出会った巻き髪の美しい女性、
泉智子先生だったのです。
(現在は、日本ヴィーナスプレナーズを主宰されています。https://venuspreneurs.com/)
見た目は女性的な出立ですが、とっても男勝り。
的確な言葉と、力強さ、納得のいく説明の数々に、ますますオーラソーマに魅了されていきました。
泉先生の開催するショートセミナーにもいくつか参加する機会があり、少しずつ私は自分自身と向き合うことの面白さを知ることになりました。
ある時、
「潤ちゃんはどうしてそんなに高い山に登ろうとするの?」と聞かれ、
私は「低い山には価値がないです」と答えました。
その時、本当は心が折れそうで辛い中を笑顔を振りまいていたからです。
そのときに使ったボトルは、事前説明会で目に飛び込んできたB99大天使ザキエルでした。
「もう笑顔でいられない」というギリギリの状態だったのです。
仕事中に唐突に溢れ出す涙に戸惑う気持ちを泉先生に打ち明けていた時のことでした。
泉先生は「目の前の低い山に登ってこそ見える景色があるの。
そして気がついたら高い山に登っていたということ。
その歩む過程を楽しんでみたらどうかしら?」とアドバイスをくださって、その時の私には深い深いヒーリングになりました。
生真面目さで頑なになっていた私の心が溶け出し、元々の軽やかでいい意味でのいい加減さが蘇ってきました。
色で表現するなら、ターコイズの苦しみが自由に解き放たれた瞬間でした。
この言葉はこれからも忘れません。
そして、泉先生はなかなか茶目っ気のある気さくな女性です。
ある時、泉先生を迎えてのリトリートを九州で開催させていただくことになったのです。
当日、駅の改札で待ち合わせだったのですが、泉先生の姿が見当たりません。
「あれ?泉先生がまだのようですね。皆さん少々お待ちくださいね」
とインフォメーションしたところ、
「私、ここにいますよ!」と紙袋を手にした髪の長い女性が立っていました。
スパッツとTシャツ姿にメガネの女性。
「ど、どうしたんですかーーーーー」
「ごめんなさい、寝坊しちゃって。とにかく飛行機に飛び乗ってきたの」
いつもクルンと巻かれた髪にしっかりメークの泉先生だったので、ノーメークのセットされていないヘアスタイルにびっくりしました。
でも、全然平気そうで、リトリートをしっかり楽しみ、セミナーも大成功!
もう本当に愛くるしいとしか言いようのない自然体の泉先生を見て過ごすリトリートに、
「外見じゃない、その人そのものであればこんなに美しいんだ」と思ったことを覚えています。
泉先生は、とにかくパワフルです。
それでいてお茶目で、何にでも興味津々です。
私がティーチャーコースに進むために別のティーチャーの授業を再受講した報告をすると、
「どうだった?どうだった?」と電話の向こうで弾む声で聞いくれました。
迷ったときは、一言でバシッとコメントをくれます。
酔っぱらうと、とにかく笑い上戸。
そして、他人への悪口を聞いたことはありません。
とにかく目的に向かって突き進んでいくタイプのように私には映っていました。
それは現在においても、目的を設定したらものすごいスピードで具現化していく姿は「不屈の精神」という言葉が自然と浮かび上がるくらいです。
その上、受講生に対して100%の全力を注がれていて
ビジネスライクな喋り口調に似つかわしくないほどの愛情がたっぷりです。
私はそのように感じ続けてきました。
泉先生の背中をみて、「オーラソーマ、この仕事でやっていける!」という確信のようなものを持つ事ができました。
今でも時々、近況報告のようにして連絡をさせていただいています。
尊敬の気持ちと共に、一生その背中を見続けたい「私のティーチャー」です。
「私のティーチャ」として思いを寄せる、もうお一人。
オフィスレディナダの澤 恵先生。
爽やかな口調で軽やかで初夏の風を感じさせる素敵な先生です。暖かさと自由さがあり、まるでイルカのような先生で、現在は占星術アカデミーを主宰されています。(https:/astroratio.com)
2004年だったと思うのですが、私がティーチャーズ2に進むために再受講したレベル2。
その当時、占星術がとても苦手だった私は、占星術に詳しい澤先生に助けを求めるように受講しに行きました。
受講中、様々な質問を投げかけて私の中にある疑問を一つ一つ解消していただきました。
その質問のせいでカリキュラムの時間が随分変更になったにも関わらず、
「腑に落ちたのね!よかったわ〜」とにっこり笑ってくださった笑顔はいまも鮮明に思い出されます。
澤先生のお陰で、私は占星術が苦手というよりは怖かったことがわかり、まるでパンドラの扉が開いて魔法にかかったように、私自身が占星術のモジュールを教えることがとても楽しくなりました。
澤先生の手ほどきは「占星術は楽しくて、自分も宇宙の一員であることを思い出させてくれる方法」なんだと、今も夜空を見上げるたびにワクワクしています。
その出会いをきっかけに、「voice style」の創刊号に素晴らしい先輩たちと並んで掲載していただきました。
福岡という地方ではオーラソーマやカラーセラピーというものが私の周りでほぼ皆無という知名度でしたが、この本を見ましたというお問い合わせをいただくようになってとても有り難かったです。
「たまたま各地のティーチャーを紹介したいとリクエストがあったからよ」と軽やかに言ってくださった澤先生を見習って、私も可能な限りご縁のある方にはチャンスを分かち合いたいと心に刻んでいます。
オーラソーマでの学びで出会うティーチャーは、学生の頃とは全く違う関わり方です。
どんなに時間が空いても距離が離れていても、いつまでも想い続ける
まるで「親と子」のような関係性だと思います。
いつも連絡を取り合うわけではないけれど、存在を感じて安心する感覚です。
人生という道を歩む中で、迷った時
いつも思い出すのはティーチャーの言葉です。その背中です。
惜しみなく、その知識を分け与えご自身も勤勉で、何より楽しそうです!
私のティーチャーの放つ光は、私の人生の道を照らし出し
自分で選択する勇気を奮い立たせてくれます。
そして、オーラソーマという道を歩む時
世界に通じる道をさりげなく整備し、道端に植えられた花の匂いを感じたり、
空を見上げる解放された時間を味わったり、木々の葉音を楽しんだりするハートで感じることを教えてくださったアカデミーの学長マイク・ブース先生。
『直感は知識によって磨かれる』というのは私の信念ですが
知識の手ほどきをしてくださった泉先生、澤先生、そして海外の先生がたや同期や友人達。
直感、ハートで感じることを恐れることなく楽しむことを教えてくださったマイク先生。
私に情熱の炎を灯してくれる生徒さんたち。
その全てが、
私にとってのティーチャーでもあり、その背中は照らし出す光であり、
いつもそっとその笑顔を思い出しては感謝をしています。
人生の宝物と言える大切な出会いでありご縁でした。
最後までお読みくださって、ありがとうございました!
🌈虹いろバトン🌈
https://ameblo.jp/asiactjapan/entry-12629687907.html